やらせ党首会談ばれる。事前に談合していた野田民主党総理と谷垣自民総裁



野田佳彦首相(54)と自民党の谷垣禎一総裁(66)が先週末の2月25日、都内で極秘会談していたことが明らかになった。
消費税増税法案成立と引き換えに衆院解散を約束する「話し合い解散」や、その後に増税反対の小沢一郎・民主党元代表(69)を
排除する形での大連立構想などが話題になったとみられる。

両者は会談の存在自体を否定するが、なんらかの“密約”が結ばれたのではないか。

「会っていない」

野田首相は2月29日夜、記者団に谷垣氏との会談を否定し、谷垣氏も「まったく、なし」と述べた。
しかし、藤村修官房長官は同日の政府・民主三役会議で「外(向け)には会っていないということだ」と説明し、
自民党幹部は「会談はあった」と明言した。

詳細な会談内容は不明だが、毎日新聞によると、会談は野田首相側の要請で行われ、
首相は「このままでは消費税法案を小沢氏につぶされる」と強い懸念を示したという。

野田首相と谷垣氏は、どちらも財政再建論者だ。同日の党首討論では、「消費税増税は必要」で一致した。

さらに野田首相は「東北新幹線でも、秋田を目指しているか仙台を目指しているかであって、
福島までは一緒に行けると思う」と自民にラブコール。これに対し、谷垣氏は早期の衆院解散・総選挙を要求。

「それ(総選挙)をきちんとやれば、私たちと方向性が合って、その先に協力する道はいくらでも開ける」と述べ、
衆院選後の協力を否定はしなかった。

永田町では「両者の会談では、消費税増税法案の成立と引き換えに解散する『話し合い解散』や、
その後に第1党から首相、第2党から副総理を出す『大連立』が話題になったのだろう」(民主党中堅議員)と見る向きが多い。

政治評論家の浅川博忠氏は「会期末(6月)の話し合い解散は、野田首相と谷垣氏のどちらにもメリットのある話だ。
党首を降ろされる前に選挙ができ、小沢氏に邪魔されず消費税増税が可能で、橋下氏の新党の準備が整っていない間に
選挙をする“橋下封じ”にもなる。公明党も早期解散は大歓迎だ。実現の可能性はかなり高いのではないか」と話している。(抜粋)

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120301/plt1203011238003-n1.htm

暴かれる福島原発 菅直人首相の人災と結論 民間事故調報告書


パニックと極度の情報錯綜 「やめた方がいいですよ」 枝野氏は菅首相にダメ出していたが…

福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)の報告書から浮かび上がるのは、「パニックと極度の情報錯綜(さくそう)」(報告書)に陥り、「テンパッた」(同)状況となった当時の菅直人首相や官邸中枢が、現場に無用な混乱を招き、事故の危険性を高めた実態だ。調査の結果、菅氏による「人災」が証明されたといえる。

「厳しい環境の中でやるべきことはやった。一定の達成感を感じている」

菅氏は昨年8月の首相退陣表明の記者会見でこう自賛した。だが、報告書が指摘するのはむしろ、やるべきでないことばかり繰り返した菅氏の姿だ。

報告書によると菅氏が東日本大震災発生翌日の3月12日早朝、東京電力福島第1原発を視察することに、当初は枝野幸男官房長官(当時)も海江田万里経済産業相(同)も福山哲郎官房副長官(同)も反対だった。

ところが、「言い出したら聞かない」(報告書)菅氏は視察を強行する。視察に同行した班目春樹原子力安全委員長は現地に向かうヘリ機中で種々の懸念を説明しようとしたが、菅氏は「俺は基本的なことは分かっている。俺の質問にだけ答えろ」と聞く耳を持とうとしなかった。